2018年8月28日 / 最終更新日 : 2018年10月18日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 第40話 卵子の加齢について ~少子化の隠れた要因の一つ?~ 2.卵子はどうやって作られるのか 2.1 始原生殖細胞 男女ともに、生殖細胞のもとは始原生殖細胞で、発生のごく初期に体細胞から分離して、ある期間後腸の内胚葉上皮細胞の間に留まっています。生殖腺(精巣又は卵巣)の原基が形成されると、始原生殖細胞は生殖腺原 […]
2018年8月1日 / 最終更新日 : 2018年10月18日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 39話 卵子の加齢について~少子化の隠れた要因の一つ?~ 1.基礎編:減数分裂 はじめに 少子高齢化社会の到来は、現在の日本にとって、政治、経済、社会を揺るがす大きな問題となっています。このうち、少子化を取り上げてみると、その原因は多種多様で、複数の要因が複雑に絡み合った結果です。個別の事由として […]
2018年7月3日 / 最終更新日 : 2018年7月3日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 第38話 遺伝子治療とゲノム編集治療 1.遺伝子治療の現状 遺伝子治療には2種類あります。1つは患者の遺伝子には手を付けず、正常な遺伝子あるいは正常な遺伝子をもつ細胞を体内に送り込む方法です。 &n […]
2018年6月26日 / 最終更新日 : 2018年6月26日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 第37話 ゲノム編集と生物進化 生物は突然変異や自然選択の積み重ねにより、長い年月をかけて進化してきたというのがこれまでの生物学の「常識」でした。しかしこの常識を完全に破壊しつつあるのがゲノム編集技術です。第36話で […]
2018年6月20日 / 最終更新日 : 2018年6月20日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 第36話 細菌の免疫の仕組み 「免疫の仕組み」といえば、抗原、抗体、T細胞、B細胞、マクロファージ、多種のサイトカイン類などが絡む複雑なシステムを思い浮かべる人が多いでしょう。免疫システムは高等動物だけに備わった高 […]
2018年6月8日 / 最終更新日 : 2018年6月8日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 第35話 玉子を食べすぎると動脈硬化になるか? 「玉子を食べすぎると動脈硬化になる」というのは長年の「常識」でした。実際、玉子のコレステロール含量はかなり高く、水分含量の低い干物を除けば、重量当たりのコレステロール含量が玉子より高い […]
2018年6月2日 / 最終更新日 : 2018年6月8日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 第34話 成人の脳神経細胞は増殖するか? 1.老いても脳は生まれ変わる? 2018年4月6日のNHKテレビとNHK Web Newsは、「老いても脳は生まれ変わる 米コロンビア大の研究」と題して、亡くなった直後の14歳から79 […]
2018年5月11日 / 最終更新日 : 2018年5月17日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 第33話 がんは感染するか? 2018年3月28日夜、NHKは「悪魔の医師か赤ひげか」という週刊誌的タイトルのドキュメンタリーを放映しました。「悪魔の医師か」と呼ばれたのは1000例を超す腎移植の実績をもつという7 […]
2018年5月7日 / 最終更新日 : 2018年5月17日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 第32話 膵臓移植と「モロー博士の島」 「モロー博士の島」は、ジュール・ベルヌと並ぶ世界のSF界の巨匠、H.G.ウエルズの1896年の作品です。「タイムマシン」、「宇宙戦争」ほど有名な作品ではないようですが、3度も映画化され […]
2018年4月23日 / 最終更新日 : 2018年5月18日 maintenance 常識と非常識 谷学発!常識と非常識 第31話 「膵臓がんはなぜ治りにくいのか?」 膵臓がん患者の10年生存率が5%しかないことを第29話で紹介し、第30話で治りやすいがんの条件を考えました。今回はその反対に、治りにくいがんの代表である膵臓がんについて、なぜ治りにくい […]